News Ticker

米Airbnbの稼働率、ホテルと同率に


サンフランシスコのAirbnb (エアビーアンドビー)リスティングの稼働率は、87%であるといいます。これは地域のホテルの稼働率とほとんど変わらない割合だと言います。

去年の12月の同地域でのAirbnbはホテルに比べて稼働率が低かったため、現在のサンフランシスコの稼働率の伸びには大きな関心が集まっています。

このサンフランシスコの例は、単なる偶然であるものなのでしょうか?
それとも必然的なもなのでしょうか?

 

世界的なAirbnb風潮


Airbnbは2008年にアメリカのサンフランシスコでサービス提供が開始されました。「暮らすように旅をしよう」をコンセプトに、今では世界190カ国以上のべ6,000万人以上もの人々に利用されるまでに成長しています。

ロサンゼルス、シカゴ、東京、ロンドンの4都市における現在のAirbnb稼働率の調査結果によると、ロサンゼルスの稼働率は現在65%以上、シカゴでは79%以上もの稼働率をたたきだしていることがわかりました。また、東京とロンドンにおいては、Airbnbのサービス普及が遅かったにも関わらず、稼働率はすでに60%以上となっているといいます。サンフランシスコの稼働率に負けじと、世界各国で爆発的に普及していることが伺えます。

 

Airbnbの策略


この驚異的に各地で稼働が伸びた背景には、Airbnbが稼働率を継続的に上昇させることに注力しているという事実があります。たとえば昨年、Airbnbは今すぐ予約システムを導入しているホストに対して、検索結果を上位に表示させる取り組みを始めました。これによって、ホテルに流れるゲスト獲得し、ホストあたりの稼働率を底上げすることが狙いです。

また、今後Airbnbは鍵を必要としないチェックインシステムを導入するためにホストと協力して取り組んでいくだろうと言われています。

そういったさらなるサービス改善や宣伝によって、Airbnbはより使い易く、普及していくことでしょう。Airbnbの稼働率は今後も上昇傾向であるだろうという予測は十分に成り立ちます。

 

宿泊産業界に革命


もしAirbnbがホテルの稼働率と同等に並ぶことになると、民泊産業自体の収益は膨大なものになります。

昨年のアメリカにおけるホテルの平均稼働率は62%強であったといいます。報告によると、現在掲載中のリスティングが65万件あり、Airbnbにはシーズンのみのホストが多くいるので、平均的にリスティングは1年のうち40%利用されたと仮定します。そして、Airbnbの平均価格が1泊$125だという最近の報告による数値を使って、一泊の収益を見積もってみます。

それらの統計と見積もりを、70億ドル以上のAirbnbの年間総収益に適用してみます。

すると、
【65万のリスティング×年間365泊×40%の利用×60%の稼働率×1泊$125の収益=71億ドル】

Airbnbはこの年間総収益の一部(ゲストから8~12%)だけを受け取っていますが、70億ドル以上を稼ぐAirbnbコミュニティということになりますから、Airbnbは世界二大ホテルチェーンであるMarriott(128億ドル)とHilton(98億ドル)の収益まで手の届く距離にあることがわかります。

 

さいごに


もちろん、Airbnbにおいても未成熟なマーケットは多く、そのような地域ではホテルに比べてAirbnbの稼働率は依然として低いままです。しかし、サンフランシスコやその他の都市のようにAirbnbマーケットが成熟していくと、地方ホテルの稼働率と同等に並ぶほどにまで成長するという可能性は十分にあるのです。

もしそれらの都市の稼働率が先行指標であると証明されたとしたら、それは宿泊施設の在り方が想像をはるかに越えるスピードで過渡期に突入していることを意味します。

今後もAirbnb (エアビーアンドビー)を始めとするホームシェア (民泊)業界からが目が離せません。

From; Airbnb Occupancy Rates Catching up with Hotels (Beyoud Pricing)