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宿泊施設賃貸仲介サービス、提供数でホテル抜く スペイン


スペインで、Airbnb (エアビーアンドビー)をはじめとするインターネット上の宿泊施設賃貸仲介サービスに掲載された宿泊可能人数が、昨年、ホテルのそれを上回ったことが同国の観光業界団体エクセルトゥール(Exceltur)の調査で明らかになりました。
その上、同団体の委託で調査を行った監査法人アーンスト・アンド・ヤング(EY)によれば、同サービスに掲載されたスペイン国内の賃貸宿泊施設が提供したベッド数は、2014年末の時点で270万床に上り、従来のホテルや宿泊施設の240万床を上回ったのだそうです。
現在、スペインでは、27万8000件の物件が同サービスに掲載されています。国連世界観光機関(UNWTO)によると、スペインは観光で訪れる国として米国、フランスに次いで人気が高く、昨年は前年比7.1%増、6500万人の外国人観光客が訪れました。

経済は徐々に回復しつつありますが、雇用は依然として少ないスペインでは、ホームシェア (民泊)運用が「儲かるビジネス」として急成長しています。近年、観光客が急増している北東部のバルセロナ(Barcelona)では、空き室の64%が同サービスを通じて提供されており、住民の反発を招くほどになっています。

一方、エクセルトゥールによると、雇用面から見た場合、同サービスは、旅行者100人当たり9.8人分の雇用しか生まず、ホテルの53.3人に比べ、観光業への貢献度が小さいのだそうです。また、所得の申告漏れで最大8億ユーロ(約1100億円)の税収が失われている可能性があると警告もしています。

このニュースからもわかるように、ホームシェア (民泊)業界は確実に世界中で発展しています。スペインでは既にこれほど人々の生活に溶け込んだものとなっているのですね。日本でも同様に、ホームシェア (民泊)が生活に溶け込んだ、身近なものになる日はそう遠くないかもしれません。

 

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